更新が滞っていました、気力がなく。ごめんなさい…。
今日は3話分いきます!(ツイッターの方を優先してちらっと感想を書いていたので、内容が重なるところもありますがお許しください)
18話
岡安への嫌がらせが続き、岡安を出ると千代が決意した回です。
この日はまずみつえちゃんにジーンとしました。「親に捨てられた気持ちは自分には一生分からない。だから、あの子を追い出すわけにいかない」…なんて聡明で優しい子なんだろう。登場したばかりの時はいまいちつかみきれませんでしたが、この子は十分 ごりょんさんになる気質が備わっていますね。めちゃくちゃ感動しました。
世の中って、自分に分からない相手の事情(病気や家庭環境など)について、「分からないから」勝手に「大したことじゃない・それくらいのことで」みたいに軽く決めつける人が多いじゃないですか…少なくとも私はそう思わされることが多いんですよ…。そんな中で、このみつえちゃんの「分からないから」こそ相手を尊重する…という考えが朝ドラの中で示されて本当に感動しました。こういう優しい考えがもっと浸透してほしい…。(私も、結局は気づかないうちに誰かを傷つけていることもあると思うので、改めてみつえちゃんのこういう優しい聡明な考えを心に刻みたい)
それから、千代のクソ父に本気で怒ってくれるお玉さんとさっちゃん。本当に感動しました。
なのに、テルヲから出た言葉は「こんなええ子らを巻き添えにしてええんか?」でした。この言葉を聞いた瞬間に、ああもうテルヲに期待するのは一切やめようと思いましたね。見限りました。もうしらん。道頓堀で浮かんでても知らん。(といいつつ、朝ドラのことなので、今後のテルヲの描かれ方と自分の感じ方が一体どういうものになるのか、非常に楽しみもあります。もうすでに、この作品をしっかり「信頼」できているからこそ、このクソ父の今後が楽しみなのです)
次に19話
ツイッターでチラっと見かけたんですが、こんな風にアクシデントに巻き込まれた感じで初めて舞台に立たされたというのは史実のようです。びっくり。
この回は、天海天海一座が演じる喜劇と、「おちょやん」としての切なさがいいバランスでマッチしていたように思います。喜劇は 切なさや哀しみを一層際立たせてるんでしょうね。人生も「楽しいだけではつまらない」とよく言いますが、まさに人生のようです。
やる気のない一平も、千さん(役名覚えた!)がいなくなって本気を出さざるをえなくなり、自分の中の何かが拓いたようでしたね。ド素人の千代を舞台にあげたことで、アドリブにも対応しないといけなくなりました。そういえば、一平が千さんに怒られているシーンで、「千さんがアドリブばっかり言うから、俺がうまくできひんねん!」みたいな言い訳してたことがありましたね。
いつもは千さんという看板役者に甘えていればなんとか舞台は丸く収まったのに、今日は自分が舞台を作らないといけないという緊張感。かっこつけずに自分がやるしかない。主軸となって舞台を回した一平、あっぱれでした。千代のお盆カタカタに、目をギョっとさせて驚く一平には笑いました!(笑)
千さんが自分を試したことに対して、結果的に逃げずに挑んだんだから、一平も根っこでは芝居が好きなんじゃないかな。それに、やっぱり一平もここにしか居場所がないですもんね…。
千さんは帰ってくるのかな。役名をせっかく覚えたので帰ってきてください(笑)
千代の「どこにもいきとうない!」は号泣でした。岡安では皆に心配させまいと、決して笑顔を崩さずにいた千代が、舞台上の役で「出て行け!」と言われてパニックになり、うずまいていた本音が出てしまった形でした。
「なんとかしてあげたい…千代が不憫すぎる…」と、夫と2人で号泣しました(笑)
最後に20話
福富のごりょんさんに会いに行ったシズごりょんさん。千代のために何か動いてくれているんだろうとは思いましたが、魔法のような解決策はあるのだろうか…!?と思いながら迎えた20話。魔法のような解決策…とはいきませんでしたね。
借金取りから逃げる。壮絶でした。
お嬢様なみつえちゃんは、強面の男たちが自分に向かってきて、人一倍怖かったはずやのに、逃げずに千代の盾になりました。マジで泣いた……!
ごりょんさんは、お金を渡しただけでは千代を岡安に縛り付けてしまう…と言いましたが、千代はすでに「岡安でこのまま働く」と決意していたので、岡安が借金を立て替える形でも別にいいんじゃないの…?と一瞬思いました。
けどごりょんさんは、千代の長い人生をしっかり考えてくれてるんでしょうね。もしいつか希望に満ち溢れた転機(結婚など…)が来た時に、お金を返せてないから結婚できないとか、恩返しがまだまだ終わってないと千代が思ってしまって転機を逃すようなこともあるかもしれませんから。本当に千代の人生のことを考えてくれていた結果が、今日の旅立ちでした。
それに、岡安にずっといたら、この父親のことですから、また同じことが繰り返されないとも限りませんし…。
ラストは「道頓堀は芝居の町だす!」と皆で笑いましたが、録画でもう1回視聴してみましたら、確かにごりょんさんが借金取りに話しているシーンの途中から、舞台のようなBGMに切り替わっていました。演出がとても面白い。
でも、福富さんら道頓堀の他の人らからお金を出してもらったのは事実ですよね?福富さんのごりょんさんも、ユニークな感じでこれまで描かれてきましたが、シズごりょんさんが福富に来た時の全てを悟っているお顔はかっこよかった。ごりょんさんの器、かっこいいですね。
分家が本家より大きくなって福富さんと仲が悪いという設定も、それを越えてシズさんが頭を下げにいったということがどれほどのことか(どれだけ千代のことをシズさんが大事に思ってくれているか)という部分に活きてましたね。
乞食のおっちゃんらの協力も、ただ主人公をチヤホヤしているのではなく(笑)、千代に(岡安に)いつも良くしてもらってるから「恩返し」だという理由があって、すごく良かった。乞食のおっちゃんらの臭い攻撃(?)は笑ってしまう。ここでもまたちょっとした喜劇が効いていました。
いや~道頓堀岡安編(と勝手に名付けた)も、無駄のないキャラクター・ストーリー展開だったと思います。
借金取りから「逃げた」のではなく、「旅立ち」と言い切って千代を送り出したごりょんさん。かっこよすぎます。帰る家が無かった千代に、家・家族ができました。
旅立つ千代を見送っていたテルヲの気持ちはあんまり考えないようにします。もう私はテルヲを見切ったので。ただ…ま、彼の中にも娘を想う心は少しだけ残っているようです。
ちなみに公式HPに、「テルヲの言い訳」というコーナーがあります。テルヲを演じるトータス松本さんが「テルヲはこんなことを考えてたのかなぁ」とかいろいろ話してくれています。が、トータスさん自身も「テルヲはめちゃくちゃやな」と思いながら、つかみどころなく演じておられるようです(笑)
もうね…いい朝ドラはひとつひとつ感想を書いてたら、文章うつだけで3時間くらいかかってしまうんですよ…おちょやんもそうなので、ある程度 かるーい気持ちで書いています、これでも。なので、「あのシーンもよかったやんか~!なんで触れへんの?」とか思われるかもしれませんが、お許しを。
でも岡安編をもっと見たかったですね(;_;)岡安編はもともとこの長さ(2週)だけの予定だったのかな?それとも、コロナの影響で短縮されたんでしょうか…そもそもおちょやんは何月まで放送されるんでしょうか…変に短縮されないかめちゃくちゃ心配です。
今日の更新はこのあたりで終わります。ちょっと急ぎ足で入力したので、誤字脱字あったらごめんなさい。前回の記事や、更新が遅れた回の感想など、拍手メッセージで送ってくださった皆さん、ありがとうございました。おひとりずつのお返事は書く時間がなかなかとれませんが(ごめんなさい)全部読ませていただいてます。
それでは今日はこの辺で…では(^O^)/