朝ドラ おちょやん第59話・60話感想 あんたはうちの自慢の弟や

おちょやん59話・60話感想です。

まず一言。今週もすごかった……。なんて力を込めて繊細に、大事に作られてる作品なんだろう。

大阪制作・東京制作でひとくくりにして評するのは嫌だな~と思っていましたが…スカーレットに続き、おちょやんでも「大阪制作の作品はすごい…」と思わざるをえないです。ほんとにすごい…。

今日はどう感想を書いたらいいんだろう。なんかこう、書いても書いても、私の持っている文章力では、もらった感覚に追いつかない気がします。なので気持ちを切り替えて、すごかった・よかったと思うことを箇条書き(よりはちょっと長いけど、できるだけ手短に)にして書いてみます。

●道頓堀のテルヲの時もそうでしたが、一平が全身で千代を守ってますね。普段は憎まれ口しかたたかない一平が、本当に千代のことをよく見て、想っていることがすごく伝わってきました。それが恋なのかどうかは今はわからないけど、一平にとって千代はものすごく「特別な存在」ですね。

●誰にも言わず一人で夜に見回りしていた千さんにグっときた。なんなん…ちゃんと愛のあるええやつやないかい……(涙)「ヨシヲて誰よ」には笑いましたが(笑)

●鶴亀の社長の手腕すごすぎ。さすが、道頓堀で力を持っているお人。千代たちがあれこれ気をもんでいる間に、上の人間がすでに事を治めているさまがリアルでした。

●ヨシヲが1本目のマッチに火をつけ、風に吹き消された件。これは私の感想ではなくツイッターで見かけた感想なのですが、「1度目のマッチの火を消したのは、お母ちゃんが吹かせた風に思えた」という感想がありました。これ、ものすごく素晴らしい発想だなと感動しました。この発想は非現実的なことなんだけど、この発想を「その通りだ」と思わせる説得力が本作にはあるように思います。

●今週後半に千代が着ていた着物は、千代が9歳で奉公に出たときに着ていた着物でした。(着物って、お直ししたらほんとに長く着れるんですね←着物について無知です)京都で再会したテルヲが千代の通帳を探して部屋のタンスをひっくり返してた時にもこの着物が出てきてたんです。それをヨシヲと出会った千代が着る。千代は意識的にこの着物を選んで着たんでしょうね。着物、おかゆ、ひとつひとつが大事に構成されています。

●ヨシヲは「俺を置いて出ていったくせに」と言いました。幼いヨシヲの記憶には、そう刷り込まれてしまうんちゃうかなという危惧があったんですが、やっぱりそうでしたね。あの別れの時に「姉やん、姉やん」と呼び続けたヨシヲ。今のヨシヲは、悪ぶっても千代を拒絶しても、心の中にはずっと「姉やん」と泣いてすがるあの時のヨシヲがいるように思えました。

●おかゆのシーンは泣きました…。たった2週の子ども時代の様子がこんなにも色濃く存在してる朝ドラは、私にとっては他に無いかな…。すごくよかったです。

●ヨシヲは、きっと変われる。金曜の放送を見て、そう思えました。けど、すぐ気持ちを入れ替えて万々歳、ハッピーエンド……と描かないのが現実主義の本作ですね。おにぎりをもらって生きることができた、千代にとっての岡安が、ヨシヲにとってはヤクザだった。ヨシヲ自身、違う道に行きたい(行かなあかん)気持ちと、ヤクザ家族を家族と思っている相反する気持ちに葛藤しているようでしたね。そうやって生きてきたヨシヲが、変わろうとするには同じくらい長い時間を要するのかもしれません。生きてきた道から抜けだすのは簡単ではないだろうから。

●千代がずーっと大事にしてきたビー玉が、今度はヨシヲと千代をつなぐものになるとは。いつか千代のとびきりの喜劇を見るのを「楽しみやな」と笑ったヨシヲに号泣。必ずビー玉を返しにくるんやで。必ず舞台の千代を見て笑わせてもらうんやで。ヨシヲ!!!!!

●ラストの一平の抱擁にまた涙。「一人やあれへん。俺がおる」。(……い、言われてみたい!!)しかも、これ、あれですよね。(どれやねん)月曜日に描かれた新しい演目。演目のラストが抱擁で愛を表す予定やったのに、検閲で指摘されてしまって抱擁できなくなったやつ。あの時は舞台で一平がアドリブでキスするという衝撃展開になってしまって、なんかその後ヨシヲが出てきて、キスすらかすんだ今週でしたが、一平と千代が「この抱擁に意味があるのに」と話していた幻の抱擁が、今週のラストシーンになっているというニクい演出だったと思います。この抱擁が2人の気持ちを表す重要なシーンである…ということで、おちょやん的にもキス以上に2人にとって重要な抱擁となったと思います。

以上かな…。なんかほんとにすごかった…。なにこれ…。今日は、千代・一平・ヨシヲしか出ていない静かな回でしたが(千さんはほんの少し)、めちゃくちゃ濃厚で繊細で切なくてきれいでした。

今日の感想はこのあたりで終わりにします。前回の記事にも拍手やメッセージをありがとうございました。

ちょっとだけお返事…

>あの時代に神戸と言えば有名な、後に全国的に勢力を伸ばす団体があって。そもそも興業の世界は、その筋の人達が仕切っていて、道頓堀もその例外ではなくて。 その言わずもがなな辺りをどう描いていくのか、今後も興味深いですね。
そうなんですね…私は何も知らないもんで…へえ……と思いながら読ませていただきました。なんでそんなにお詳しいんですか…?え、常識…?すごいなぁ。ドラマ的には、大山社長がそういうこともひっくるめて手腕がある…という風に描かれたということですかね。

それでは今日はこの辺で。来週はどうなるんだろう。楽しみです。

では(^^)/

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