朝ドラ おちょやん第65話感想 天海天海を襲名

感想です。

一平はやっぱり母の面影を探して化粧をしていましたね。母親を探す段階で、千代が「この顔だす」と一平の顔を探す手がかりにしたこととつながっていました。

二代目 天海天海を襲名

一平の襲名披露の口上で涙が出ました。一平が立派に、大きく見えました。

35話にて、脚本を勉強中の一平に対し、大山社長が言った「親父を超えたいねやったら、まずは親父のことを知るこっちゃ」というセリフ。印象深い言葉でしたが、それが今週に効いていましたね。

(参考記事→35話

一平から出た父親への言葉たちがとてもよかった。母親がいなくなったゆえに美化されてしまった「聖母のような理想の母親像」を失い、あんなに憎んだ父の愛・役者道を知ることになった。そのまっすぐな気持ちを口上で述べる。とても胸に沁みました。親父を超えられるかどうか、ここからが一平の新しいスタートですね。

初代 天海氏の幻の登場もめちゃくちゃよかった。

何様って感じですが、今日の一平の姿が本当に素晴らしくて、「成田凌さんもいい役者さんになったなぁ」としみじみしました。正直言って、「わろてんか」で息子役を演じたときは、こんな風に感じることはなかったので。わろてんかから数年。成田凌さんも一平のように、日々いろんなことを経験し吸収されて今日の姿があるのかななんて、勝手に思いを馳せ、生きることはおもしろいなぁというような感覚も持ちました。

千代と結婚

こう来たか~って気分でした。もっと分かりやすく恋が動き出して結婚にいたるのかな~と想像してましたが…互いが互いの中に自分を見つけ出し重ねて寄り添い合う…という流れでした。

ヨシヲを失った千代を一平が支え、今まで信じてきた生き方のようなものを失った一平を千代が支える。「一人やない。うち(俺)がおる」という同じ言葉で。

ずっと好きやったとか愛してるとか、そういう言葉はなく、寄り添う2人。

読者さんからの拍手メッセージに、2人のことを「お互いの傷を舐め合うよう」だという感想がありました。あんまり言いたくないけど、そうなってますよね。

でも、今はこの2人にただただ「結婚おめでとう。幸せになれ!」と願います。

千さんがめちゃくちゃいい

初代・天海氏が生きている間は、千さんと天海氏の関係の深さは特に描かれることはありませんでした。ここ数週の間で、千さんと天海氏の関係・信頼を少ないシーンの中で丁寧に積み重ねてくれたので、私たち視聴者が知ることとなったワケですが…、も~っっ…千さんと天海さんの関係性までグっとくるんだから、おちょやんは本当に描き方が巧いっ!!!

千さんは以前 居酒屋で「息子のことまで面倒みきれへんぞ…」的なことをこぼしていました。(※セリフははっきり覚えていないので、違うかもしれませんが、そんなようなニュアンスのこと)

天海氏から明確に「息子を頼む…」と託されたわけでもありませんが、千さんは一平のことを天海氏に代わるくらい真剣に考えていたんだなということが今日のうれしそうな表情から伝わってきました。厳しい態度の数々も、千さんなりに、親のごとく天海一平という人間・役者に本気で向き合っていたからこそ だったんですね。

もちろん、そういうことなのかな?と思ったことは今までもありましたが、それでも千さんは本当に厳しく、つかみどころがない人なので、いまいち確信が持てなかったと言いますか、そんな気分でした。けど、今日のうれしそうな千さんの姿を見て、確信が持てました。

こうなると、昨日に引き続き、これまた「お前に親の何がわかるんじゃ」という千さんの言葉や「マットン婆さん」が、また一段と深い意味を持ってくると思います。血のつながりだけが親の愛ではないということを表していた「マットン婆さん」は、一平を見守る千さんでもあった、とも言えそう。

(余談ですが、54話・マットン婆さん回の感想で、私は「千さんは親ではなさそうだけど、なんでこんな繊細なものを書けるんだろう?」と書きました。その答えも、ドラマ内で描かれたな~と思います。天海氏の親心をそばで見てきたり、一平に対して本気で向き合っていたから…だったと。けれど、「じゃあ見聞きしてなければ・経験していなければ台本が作れないのか・演じられないのか?」と言うとそうではなく、そこは39話で一平が言った「わからんからこそ芝居する」という部分になってくるんだと思います。物語にちりばめられた言葉ひとつひとつがしっかり意味を持って生きていて、本当によくできた 目が離せないドラマだなと感じます)

一平が父親のことを話すたびに嬉しそうに表情を変える千さん。天海氏の法要の際の話で声を出して笑う千さん。(千代が千さんを笑わそうとしたときに「千さんは笑わない」と言われていたこともここに効いてる!)千さんは、一平が「天海天海」の名を継いだことを本当に誇らしく嬉しく思ってくれている。今日は、千さんの存在が感動をひと際大きくしてくれたと思います。

親代わりの責任を思っていた千さんも、ここで一区切りなのかもしれません。いや~ほんとに、千さんがいいっ!「カーネーション」に続いて、ほっしゃんさんの代表作と言えるのでは…!?と個人的に思っています。

芸人さんだったほっしゃんさん。私は「吉本印天然素材」世代ではないので、あまりその時の活動は知らないのですが、天然素材解散後に大阪でイマイチ活躍できずにいた時期のほっしゃんさんを覚えています。あの方が、こんな素晴らしいドラマでこんなに感動くれるなんて、なんだか胸がめちゃくちゃ熱くなります。

お家さん

あと、もう一人、一平の母親の真実を知っていたお家さんの「まだまだやなぁ」という笑顔のセリフもめちゃくちゃよかった…。

一平は、元天海一座の皆さん、千さん、お家さんに見守られていたんですね。もっと言うと、天海天海襲名に喜んでお祝いにきてくれたごひいきさんたちも遠くから一平を気にしてくれていたんだろうし。

千代だって、岡安の皆や、道頓堀を歩けば声をかけてくれる馴染みの人々に見守られています。千代・一平の幸せを心から喜んでくれる人がちゃんといる。

そう考えると、一平と千代が互いに「ひとりやない。うち(俺)がおる」と寄り添い合ったことが、少し切なく思えます。血のつながりがなくても、こんなにもたくさんの愛にあなたたちは見守られてきたんだよ!ってことにももっと気づいてほしいな…という心境…。

笑いと涙の隙間は紙一重

一平が言った「笑いと涙の隙間は紙一重。それが喜劇」。本作はこれを、言葉だけじゃなく、物語全体でしっかり・容赦なく表現しています。それは、この物語のモデルとなった方々への敬意でもあると思います。

見ているのがしんどいくらいの時もありますが、この姿勢がしっかり伝わってきています。今回を一区切りとして、物語は後半に突入し、時代も動いていきそうな予感がしますが、今後はどういうものが描かれるのか、ますます楽しみになりました。

おわりに

今日はちょっと長くなってしまったかな?最後まで読んでくださってありがとうございました。今日はこのあたりで終わりにしますね。

前回の記事にも拍手やメッセージをありがとうございました。

少しだけお返事…

>多分、千代の母は避けては通れないだろうから、その時に掘り下げられるのかもしれないですね。

そうか、千代の母のことも今後掘り下げられるのかもしれないですよね。その時には、テルヲの見方が変わったりもするんでしょうか。

>一平は知らぬままというのは寂しいですね。

そう、母からもちゃんと愛されていることを一平は知らないままなんですよね。私も少し寂しく感じますが、夕さんの「愛」が望んだ形なので仕方ないですよね…。この部分はこのドラマの容赦なく悲しみを描く部分のひとつかなと思います。ただ、月日がたてば一平もいつか思いを馳せることもあるのかもしれませんね。

すべてのメッセージにお返事できなくてごめんなさい。すべて楽しく読ませていただいてます。ありがとうございます。

それでは今日はこの辺で。では(^^)/

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