天国と地獄サイコな2人がめちゃくちゃ面白かった

これまで感想を書かずにいましたが、最終回を見てもう感想を黙っていられなくなりました。

昨日 最終回を迎えたTBSドラマ「天国と地獄~サイコな2人~」がめちゃくちゃ面白かったです。

も~感想があふれ出てくるので、ピーチクパーチク思いつくまま書きます。

(ネタバレを含むよ!)

高橋一生さんと綾瀬はるかさんの演技が最高

まずはお二人の演技が最高でした。中身が入れ替わった時のお互いの表現。すごかった。

日高が「自分をサイコパスに演じる」時の演技には完全にミスリードされました。これは、日高本人である高橋一生さんはもちろん、入れ替わった後の綾瀬はるかさんの演技もすごかったですよね。

(ちなみにこのサイコパスへのミスリードは、最終話で望月を守ろうとして「部屋にしのびこんだ」と再びサイコパスを演じる日高の気持ちを際立たせていたと思います)

すべての謎が明かされ、日高が日高として望月を接するように変わった時の 内面の誠実さが出ている高橋一生さんの演技も最高でした。

しかもラスト、一瞬で入れ替わる二人の演技の変化は言葉を失うくらい見事でした。

他の皆さんも最高

もちろん、他の演者さんたちも最高でした。

セク原

セク原なんて、(やり口はアレな時があっても)ただ仕事を全うしてるだけなのに、最終話直前はもう「セク原来ないで~!!!!」「いやあ!!!セク原きらい~!!!」って心境にさせられちゃった(笑)

ただ仕事をしてるだけなのに漂うラスボス感(笑)最終回まで、相棒くんに何かを調べさせていて「なに!?こわいこわいこわい!!」でしたが、彼が最後に調べていたのは東朔也の素性。この犯罪は東朔也の「悲痛な声」だと日高に訴えるために。真実を明らかにするために。なんだよっもうっかっこいいな!!!

陸は去ってしまいましたね…。めちゃくちゃ悲しかった。陸が去った理由は、私はいまいち確信をもてません。こんな感じかな~と想像している陸の気持ちは以下。

「彩子が巻き添えを食らわずにこの一件が終わればいい」と考え、正義感ある彩子(自分が好きになった彩子)の気持ちに目をつぶって師匠のSDカードを隠そうとした自分。

師匠の真意(すべて自分が悪いと、日高をかばいたかった気持ち)も無視しようとした自分。

一方、日高はすべての罪を背負う覚悟で彩子を守ろうとしていることを知り、「真実に向き合わないまま(SDカードの中身すら確認しないまま)証拠を隠滅する」という、なんの覚悟も無く、大事な人の本当の気持ちにすら目をつむり、安易な目先の幸福だけを取ろうとした自分。

そんな自分に気づき「自分は彩子のそばにいるべき人間ではない」と判断したのかなと思いました。

でも陸には望月(彩子)のそばにいてあげてほしかったな…。最後に言いたいのが「ナッツは遠いスーパーの方が安いよ」っていうのが泣かせる…。愛が深ければ深いほど、案外 相手に伝えておきたいのはこういう日々の他愛もないこと(だけど生活には大事なこと)だったりしますよね。

東朔也

彼の人生は胸が苦しかった。セク原が最終話で日高に訴えた「この犯罪は彼の声だ」という言葉がすごく響きました。彼のやったことは許されることではない。けれども、彼の声は、見た物の心にズシンと重いものを残し、考えさせられるものがありました。

私は、歩道橋で日高に「兄弟ですよね?」と言われたシーンが印象的でした。日高が知っていることを知り、おさえていた師匠(東)の感情があふれ出す。病気だと聞かされた日高は助けたい一心で思わず「兄弟だと知っている」ということを口にしてしまいましたが、師匠はきっとすべて隠して友人のままで、かっこつけて逝きたかったんだろうと感じました。彼に唯一残された「日高へのかっこつけ」すらもできなくなったやり場のない複雑な想いが、彼を犯罪に向けてしまったようにも思いました。やりきれないです。この人の演技も本当に素晴らしかった。せめて奄美に行かせてあげたかったな……。

八巻

彼の存在なくしてこのドラマはあり得ない。いや、皆そうなんだけど。でも八巻の存在感は本当に大きかった。…癒し!!!!!!!究極に癒されました!!!!!

はじめのポンコツぶりから「ちょっと怪しい…この子、黒幕なんじゃない…?」または「この子殺されちゃうんじゃない…?」とネット上で心配されてきましたが、ただの!心優しい!ポンコツだった!!!!!!!!癒し!!!!!!!好き!!!!!!!
最高でした、八巻。このややこしいドラマの中で、徹底的に癒してくれてありがとう。

入れ替わり

入れ替わりという昔からチョコチョコある題材に、さらに犯罪を絡め、よくもまあ、こんなに見終わった後に気持ちの良い作品を作れるもんだな!!すごすぎひん!?!?と興奮しました。すごすぎる。見せてもらえて幸せすぎる。

「日高と望月」の入れ替わりドラマだと思わせておいて、「日高と東朔也」の入れ替わり(シヤカナローの花の伝説)の話でもあったことが分かった時の驚きったら無かったです。

しかもラストが あれとは!慣れっこなので取り乱さずに状況確認するというラストには驚かされる笑ってしまうやら。想像が膨らむこういうオチ、好きです。

入れ替わりは息子たちをとめるための母の願いだったのでは?と日高は考えていましたが、ここで入れ替わったってことは、「もうこの2人の あらがえない「妙な運命」なのでは?(泣笑)」とも思えてきちゃう。(BGMも「運命」だし。笑)もしくは「あんたたち、ここで縁切っちゃダメ!」という母・東朔也の願いかもしれない。

細かいところ

細かいあれこれの話。

日高の謎

ネットでも結構疑問視されていた、日高が「女性でいることに慣れていること・楽しんでいること」。ネットでは「日高は前にも入れ替わった経験があるのでは!?」なんて推察までありましたが、日高はおそらく、女性的な内面をもともと持った人ということだったんでしょうね。ホテルのスパ?に部下の男性と来たことがあるというのも、そういうことなんでしょう。(部下と本当に関係があったのかは不明だけど…日高は仕事とプライベートは分けそうだし…)

アメリカでの話

1話で出てきた日高が研究者だった頃の事件の話。あれはなんだったんだろう……。これは今も分かりません。同じく研究員だったアメリカ人男性も関係してそうでしたが…その後 何も出てきませんでしたね…。????

ナッツは「一生でもない」

まさかまさかの九十九氏の再登場(笑)いい人ぶることもなくなり、もとの人間性出しまくってましたね(笑)「ナッツ食べられないんだろ?」と言われた日高の返事「一生でもないですよ」は、「入れ替わっていた間は食べられた」から、ですよね。関係者と視聴者しか分からないこの返しは、ユニークで良かった。

「好きですってことじゃな~い?」

鑑識の人から出たことの言葉(名前覚えてなくてごめんなさい)。

あの動画が復元されてしまうと、望月が完全にピンチになってしまうので、最終話はずっとハラハラしてたんです。どうなるの~!?!?って。なのにまさかまさか、あの動画(乱れた画像と音声の一部しか復元されなかった)が「望月と日高の ドラマ上で言葉にされない関係性」を一言でまとめるシーンのアイテムになるとは本当に驚きました。

あの残虐で「この世の終わり」的な絶望を感じたあの動画が、まさか愛を表すアイテムになるとは!こんな形であの動画へのハラハラが裏切られるとは!!本当におもしろい脚本!!

たださっきも書いた通り、日高は男性を愛する人かもしれないし、望月と日高の関係を「男女の恋愛」とまとめることはできない展開でしたね。そう解釈することももちろんできますし、それはそれで楽しいのですが。この2人の関係性はやっぱり言葉に表せない複雑なものだと私は思います。本人たちも「あなたは私」とかそういう言葉でしか表せなくて、「この感情を表す言葉は何か?」が分かっていないと思います。だからこそ、単純に「好きですってことじゃな~い?」のあのゆる~いセリフが効いていたと思います。

あの人の独特のしゃべり方は、このラストシーンに向けての演出だったのかなぁ。あのしゃべり方が良かったですよね。いいこと言おうとするようでもなく、あくまでゆる~い感じで。でも2人を見てきた視聴者の心にはぐっとくるものがありました。

警察学校が性に合う望月

異動させられて、案外 性に合う望月に笑いました。彼女は「〇〇すべき」が口癖の人でしたもんね。正しいことをしっかり教えるのが仕事…というのは、そりゃ向いてますよね(笑)

一緒に異動させられた八巻のかわいいこと…。

まとめ

主人公2人から始まり、どのキャラクターも本当に設定が見事な作品でした。どの人も、魅力や意外な一面など、すべてしっかり計算されて構成されていたと思います。しっかり作りこまれた構成で、作り手の思惑通りに手の平でワクワク・ドキドキ・癒され、踊らされた気がします。

「いったいどこに行きつくの!?!?」とハラハラして見てきた作品でしたが、ラストで本当に気持ちよくまとまりました。

最近は原作が人気な作品がドラマ化されることが多いですが、この作品は完全なオリジナル脚本だそうで。原作人気がなくても、良いものは人の心にしっかり届くんだな~とつくづく思いました。

見せてもらったことに感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがたいワクワクドキドキハラハラな3か月でした。

以上、書かずにいられなくなった感想でした。では(^^)/

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