朝ドラ おちょやん第79話感想  うちら大人には責任があります

79話感想。

押し入れエピソード

昨日のラストの「ここにはいません!」という‘あるある’。

以前、人知れず去っていこうとしたシリアスな千さんが、次の回でコミカルに千代に留められるという展開を見せてくれたおちょやんなので、今回も今日の冒頭はコミカル路線になるのかな~と予想していましたが、案外シリアス路線でしたね。

押し入れから出てきた寛治も、ちょっと「アドリブの才能」みたいなものを見せるのかなとも予想してましたが、流れに身を任せたって程度でした。

相変わらずの千代の持って生まれたアドリブが効いていましたね。「陸軍のお偉いさんの隠し子」には一平もびっくりした模様。寛治も押し入れに入っておいてもらったところからすべて千代の機転ってことですよね?ってことは、一平の案は「押し入れに隠れて。なんとかします」だけやったってこと…になりますよね……?おいおい…一平……それは特高を甘く見すぎで無茶すぎるのでは…………。一平って、みつえちゃんと福助のことをごりょんさんに認めてもらおう作戦の時もめちゃくちゃ…しょうもない脚本書いてましたよね……(;^ω^)

こういうのを見せられると、一平ほんまに上手に脚本作れてんの?って部分が再び気になってきた…。私たち視聴者は何気に、「一平がひとりで書き上げた最高の脚本」はいまだに確認できてないんですよね……(^^;

高城さんと小暮さん

特高に捕まる危機を救われ、自分たちの自由・思想を貫くために去っていった高城さんと小暮さんですが、「僕たちが捕まることは絶対ないから安心して」という言葉がちょっと気になりました。死のうと…してる…とか…ないよね…?一瞬心配になったのですが、別れのシーンの後に汽車の音が聞こえたから大丈夫かな。

百合子さんとのハグ。THE女優で、人に感謝の言葉とか言えなさそうな百合子さんの「ありがとう」がひしひしと伝わってきました。戦争が終わって自由も信念も語れる世になった時、また再会できたらいいですね。

火曜の再登場に時には蛇足のように感じてしまったこの2人の再登場ですが、2人の今週のエピソードが終わった今の気分はというと…うん、納得した気分に変わっています。「千代の女優人生のスタート地点は「高城百合子」である」ということや、思い入れのある人たちに再会してその覚悟に触れたことは、千代の人生に深みを増したように思います。

寛治

高城さんたちにエピソードがひと段落し、寛治エピソードになってきました。

(高城さんたちがお金を取ってなくてマジでほっとした…)

内に秘めて明るく振舞っていた寛治の本音にふれた千代。週の前半で千代が「お母ちゃんって呼んでみ?」とアホみたいにお気楽(笑)でいたことが、週の後半にこうして寛治と真剣に向き合おうとする千代の気持ちを対比で強く際立たせているように思いました。

「親父に見捨てられた」と語る寛治は、千代と一平の苦しかった幼少期がやっぱり重なります。寛治の場合は、どうせ皆自分のためにしか動かへんというひねくれに近い概念も形成されてしまってる。その姿は、「誰も俺を助けてくれへんかった」と叫んだヨシヲにも重なる気がします。

また、「ええ顔してるやつほど自分のことしか考えてへん」と叫ぶ寛治の言葉は、千代が周囲から「こびを売るような」とか「誰にでもいい顔して」と思われがちなこととつながっている気がします。

昨日も芝居内容を通して高城さんにそう言われた千代でしたが「それが自分の生き方だ」というようなことをはっきり信念として答えられました。寛治から「そういういい人な姿がいらつく」「人助けしてええ気持ちになりたかったんちゃうんか」と言われても、今回もまた千代は「それが自分だ」と胸をはって寛治を守りたい気持ちを貫けるんだろうと思います。

本作にちょこちょこ出てきた「こびを売るような」「誰にでもいい顔して」という、朝ドラ主人公を真っ向から否定するようなセリフ。そんなこと言い出したら朝ドラ主人公は皆そうだし(笑)、主人公に対してすごいこと言うよな…とチョット違和感を覚え、ずっと心のどっかにひっかかっている感覚を受けていました。ここにきて、そのきついセリフたちの意味が見えてきた気がします。

千代は岡安や道頓堀といういい出会いに恵まれて、正しくあたたかく育つことができました。手を差し伸べることを「エゴ」だと非難する人がいたとしても、それで救われる人がいることを千代は知っている。そして大人が正しく手を差し伸べないと、心のそこで苦しんでいたとしても間違った方へまっすぐ進むしかなくなってしまう子どもの弱さも、千代はヨシヲを通して知った。今度は千代が導く番になったんですね。

そして将来的に「大阪のお母ちゃん」として愛されるという史実に向けて、千代が若い頃から少しずつ丁寧に確実に描いている本作の姿勢にはやっぱり感動します。

まとめ

今日の感想はこの辺で終わろうと思います。

昨日の記事にも拍手やメッセージをありがとうございました。

メッセージで教えていただきましたが、高城さんと小暮さんのように実際に戦時中に国に反感を覚えて亡命した俳優さんもいたそうです。そうなのかぁ…。小暮さんと高城さんとはいつかまた再会してほしいです。(海外で有名になってて、雑誌の紙面で無事を知るとかでもいい。あ、雑誌といえば、そうそう、小暮さんと高城さんとの再会は、テルヲ騒動の時にさらっとやっていた「有名雑誌に家庭劇が取り上げられる」というエピソードがあってのことですよね。ほんとにエピソードに無駄がないな。)

すべてにお返事はできませんが、すべてたのしく読ませていただきました。いつもありがとうございます。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございました。それでは今日はこの辺で。では(^^)/

スポンサーリンク
スポンサーリンク大
スポンサーリンク大

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加