朝ドラ おちょやん第80話感想 一緒に暮らせへんか

今日は涙がボッタボタ溢れてきました。

一緒に暮らす

千代と一平が自分たちの過去を寛治に語るシーン。ずっと見てきたのでもちろん隅々まで知ってる2人の半生ですが、厳しく・容赦なく・真剣に描かれてきた分、千代たち自身がそれを自分の口で語ることが心に染みました。そして、それを語る理由は、自分たちは味方でいると信じてほしいと寛治に伝えたいから…というのがもうね…泣けました。

「自分と似た2人なんやな」って分かって、ちょっと心が動いたであろう寛治。それでも席を立とうとしたり、すんなり信用すまいとする寛治の姿が痛々しかった。子どもがこんなに頑なであろうとするのは切ないですね。「はやく大人になって一人で生きていく」というようなことを寛治が昨日言っていました。そういう風に思うしかなく、無理に笑うことで自分の悲しみを隠してきた寛治が、千代と一平にちゃんと年相応の子どもとして扱われているのがすごくよかったと思います。

お母ちゃんって呼んでみ

また、週の前半ではあんなに軽く「お母ちゃんって呼んでみ?」と言っていた千代が、「一緒に暮らせへんか?」と提案した上で「うちはどない逆立ちしても、あんたのほんまのお母ちゃんにはなられへん」と言う。この対比がすごくよかった。今週のサブタイトルも「お母ちゃんって呼んでみ」でした。おちょやんはその週の千代を一番印象的に表すセリフがそのままサブトルに使われます。ですが今週はちょっと特殊で、サブタイトルの「お母ちゃんって呼んでみ」は覚悟も何もない時の千代の軽いセリフであり、本当に重要な意味を持つのは今日の覚悟を決めた「ほんまのお母ちゃんにはなられへん」という重いセリフ。あえて覚悟も何もない千代のセリフをサブタイトルにして、ラストを際立たせるための布石のひとつにもってきたというのは面白いと思いました。

養子ではない

寛治は養子になったわけではないんですね。ですよね?

子がいないから養子というわけでなく、あんだけ「お母ちゃんって呼んでみ?」と言っていたのに養子でなく、というのが なんかいいなと思います。

同じ境遇の千代と一平は「夫婦」を選んだけど、寛治には形式上の家族になることを強要しないという、なんだか先進的な考え。

舞台に立っていたので、要は座員になったということですよね。千代はもともと座員のお世話(?)もあれこれしていたので、子育てというよりその延長…ともとれる構成になってますね。変に家族になれ・お母ちゃんと呼べ…を強要されるより、寛治側からしても受け入れやすかったんじゃないかな~と想像します。千代も岡安で働きながら関係を築いていったし、一平も幼い頃はまだ天海一座があったから路頭に迷うことはなかったけど 別に天海一座の誰かが「今日からわしが親や」とか言って育てたわけじゃなかったし。そういう境遇で育った千代と一平だからこそ導けた関係性だと思います。

家族に問題を抱えず幸せに育ったみつえちゃんが「うちにはきっと一生分かれへん」と語ったくらい寂しさが多かった2人の半生が、こうして一人の若者の寂しさとつながっていった今週のエピソード。すごくよかったです。

人生双六

小暮さんの考えに触れて出来上がった一平の作品。愛国ものではないけど、検閲にひっかからず上映できたのは一平の手腕と言っていいのかな。千さんにも納得してもらえてるようだし。昨日ちょうど、一平の脚本をちょっと不安視する感想を書いていましたが(笑)、一平はちゃんとやっているようですね。ホッ(笑)

舞台の中での寛治は、ほとんどアドリブなんでしょうか?

「頑張り続けたら必ず実る時が来る」「つらいことばっかりやったかもわかれへん。けど、いつかきっと心の底から笑える時がきっとくる」

この舞台上のセリフは、アドリブで?「はい!」と答えた寛治だけではなく、一平(小暮さん)が表現したいと思った通り、真面目にひたむきに生きるの心に響くものですね。

あとこのセリフは、「正ちゃんの冒険」でしたっけ?山村千鳥一座で千代がラストをアドリブに変えた舞台。(参考記事→26話~28話 感想

あの時に千代がアドリブで発したメッセージとも通じていますね。あの時はなんとも思わなかったけど、おちょやんを通じて制作側が発しているメッセージもここにあるのかもしれない。小暮さんが言った「一生懸命生きる人が報われるようなお芝居を」や、芝居を志した千代が言った「うちのお芝居で誰かを元気にしたい」も、正ちゃんの冒険や人生双六での「つらいことばっかりやったかもしれんけど、これからは」というセリフも、全部 制作サイドがこのドラマを通じて表現したいものとも言えそう。

もっと言うと、おちょやんからのメッセージというだけではなく、そもそも松竹新喜劇自体にそういう作り手の想いが込められているから、それをしっかり尊重し、おちょやんにもちりばめているとも言えるのかも。

話を戻して、寛治の「お母ちゃん」の部分もきっとアドリブですよね?寛治、ニクいことするな。「お母ちゃんと呼んでみ?」→「うちはあんたのお母ちゃんになられへん」→「なっお母ちゃん!」の流れ。めちゃくちゃよかったです。

まとめ

そしてラストはいよいよ過酷な戦争時代に突入しました。しんどい展開になりそうですね…。

今日はこの辺で感想を終わりにしますね。

さて実はですね…拍手メッセージで、「ソ連に亡命した俳優」「高城百合子さんのモデルはこの人かも?」などの情報を何名かの方からいただきました。

恐ろしいことが起こりました…おひとりおひとりは、ネタバレにならないように配慮してメッセージを書いてくださっていたんです…それがですね…そのおひとりずつのメッセージをつなぎ合わせるとですね…「あれ……え……もしかして…こういう展開になるってことじゃないの……?え……?」と今後の展開が想像できてしまったのです………。こわい!(笑)

いや、皆さんを責めてないですよ!お一人ずつは本当に気を遣ってメッセージを書いてくださっているのがちゃんと分かりますので!!これは仕方ない!拍手メッセージという特殊な環境ならではの苦悩!(笑)

でも、自分でそれ以上調べたりはしませんし、皆さんの情報が正しいとも分かりませんし、知ってしまった情報はあまり意識せずに今後も楽しみたいと思います!

昨日の記事にも拍手やメッセージをありがとうございました!おひとりずつのお返事は時間の都合で省略させていただいてますが、全部しっかり読んで楽しませてもらっています。いつもありがとうございます。

それでは今日はこの辺で。では(^^)/

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